誰も頼んでいないのに、LPを作った話

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誰も頼んでいないのに、LPを作った話

月曜日の昼に、コンセプトが降ってきました。

「この企画、面白い。あの人と一緒にやりたい」

そう思ったら、もう手が動いていました。コンセプトメイキング、LPのヘッダー作成、動画台本の仕上げ。全部やってから「こんな企画をやりたいんですが、一緒にやりませんか?」とメッセージを送りました。

夜にミーティングして、その日のうちに締結。木曜日には撮影、ゴールデンウィークにリリース、5月中旬には売上が上がる見込みです。

月曜から数えて、3日間で完結する見通し。これ、AIのおかげです。

プロデュースの「逆転モデル」

従来のプロデュースは、コンテンツホルダーから「売りたいコンテンツがあります」と依頼が来て、どう売るかを考えるものでした。

今回やったのは逆です。

先に企画を作って、その企画に合う人を受講生の中から選んでアサインする。プロデューサーの考えた企画が起点になるモデルです。

受講生の中にその企画にぴったりの人がいたので、その人の顔を思い浮かべながらコンセプトを組んでいきました。LPのヘッダーが完成した状態で「一緒にやりませんか」と声をかける。ミーティング前に、すでに動画台本まで仕上げていました。契約形態も報酬も、まだ何も決まっていない段階でです。

「先に全部やる」ができるのも、AIの進化のおかげです。

1コミュニティ、1システムの時代

今回の企画には、さらにコミュニティ専用のシステムをもう一つ付けることにしました。

この考え方を「1コミュニティ、1システム」と呼んでいます。

AIによってシステム開発が大衆化されました。そのコミュニティのノウハウや実践を助けるための独自ツールが、当たり前のように存在する時代になっていきます。

実際、PLCコミュニティ専用のファネル・顧客・広告分析システムを作りました。外注したら1億3000万円、開発期間は1年半と言われたものを、AIを使って自分で作り上げました。今もトラブルを直しながら少しずつ育てています。

今回の新企画のシステムは2〜3時間でプロトタイプが動きました。PLCのシステムに比べると設計難易度は全然違いますが、そのコミュニティのボトルネックになりそうな行動を支援するものとして価値は出てくると思っています。

「学ぶ場」から「データが溜まる場」へ

ライバルが絶対に真似できないオファーを作るとしたら、何が武器になるか。

サポートを強化する、コンテンツを充実させる——これも大事ですが、AI時代にそれだけやっていると差別化が難しくなっていきます。

「そのコミュニティでしか使えないシステムがある」という事実がオファーになる。ノウハウが言語化されてツールになり、データが溜まる場所になる。学ぶ時代というよりは、貴重なデータにアクセスできる場所が価値を持つ時代です。

いつまでもサポートの強化ばかりを考えていくと、AI時代に取り残されていきます。Claude CodeやCursorを触れる人間が強い時代になってきた、ということを伝えたかった。

音声でも聴けます

より落とし込みたい方は、stand.fm でも話しています。

stand.fm で聴く

田中祐一

P.S.

正直、システム開発が終わったらSNS発信に力を入れようと思っていました。「ちゃんと発信しないと目立てていないな」と最近の自分を反省していたのに、また新しい構想が浮かんでそっちに走り始めています。

この病気、治りそうにないですね。

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AIに、家の中に入ってもらっていますか

AIに、家の中に入ってもらっていますか

「Claude CodeとCursorって何が違うんですか?」 受講生からよく聞かれます。今日はその話をします。 ブラウザ型とアプリ型、本質的な違い AIツールには大きく2種類あります。「ブラウザ型」と「アプリ型」です。 ChatGPT、Gemini、Claude.ai。これらはインターネットブラウザ上で使うので触りやすい。でも結局、パソコンの中で何かをしてくれるわけではありません。 家の外から「こういう順番で掃除するといいですよ」と教えてくれるだけで、実際に掃除してくれるわけじゃない。だから生産性の改善に限界があります。 一方、CursorとClaude Codeはパソコンにダウンロードして使うアプリ型です。「じゃあ作っておきますね」とガシャコガシャコ実際に作ってくれる。フォルダを整理したり、ファイルを生成したり、テキストを書いたり。家の中に入って作業してくれる感覚です。 ブラウザ型からアプリ型に移行することは、生産性改善の大きなステップです。 CursorとClaude Code、入り口が違うだけ では、CursorとClaude Codeは何が違うのか。

By yuichi tanaka
AIを使うほど、弱くなる

AIを使うほど、弱くなる

あるメルマガを読んで、印象に残ったことがありました。 プロモーションライターの後藤さんが「AIを使うのをやめた」とおっしゃっていた。理由は、コピーライティングの能力が劣化していくから。昔書けていたものが書けなくなっている。自分の商売の根幹だから、その筋力が落ちるのはまずいと。 これ、どう思いますか。 能力の劣化は、本当に起きる 僕はコピーライティングにバリバリAIを使っています。そして正直に言うと、能力は失われていくと思っています。 でも、それを受け入れた上で続けています。 理由は、僕がコアに置いているのがコピーライティングではなく、コンセプトメイキングだからです。どの市場が空いているのか、どんな切り口でいくのか。ここは今もAIに任せていません。全部自分の頭で考えています。 骨組みを自分で作り、文章への落とし込みにAIを使う。大きなトークの流れは自分で組み立ててアウトプットしている。結局、AIに任せきれていない部分が実態としてかなりあります。 コアを渡すかどうか 今やビジネスで苦戦している人の多くは、AIに代替されるポジションにいる人になってしまっています。コアに

By yuichi tanaka
AIを学ぶことは、目的じゃない

AIを学ぶことは、目的じゃない

今週、日本でセミナーを連日やっていました。PLCプラチナ、80人が集まったPLCワークショップ、ナレハブでのマーケティング講座、PPの作業会。 どこに行っても出てくる言葉がありました。「AI疲れ」です。 情報が多すぎて何からすればいいかわからない。正直ついていけない。そういう声があちこちで上がっていた。 でも僕は、それでいいと思っています。 AIを学ぶことは目的じゃない なぜいいかというと、「AIを使って仕事をするわけじゃない。結果を出したいからAIが必要なだけ」だからです。 AIを学ぶことは手段であって目的ではない。AI疲れになるのは、AIそのものを追いかけている状態になっているから。それはある意味、正しく迷子になっています。 ただし現実として、AIを使って生産性を上げている人と、肉体一つでやっている人との差はどんどん開いていきます。 今まで7〜8人でやっていたプロモーションが、1〜3人でできるようになる。僕自身も今、チームの人数を絞りながら、その分チームを増やしていく方向で動いています。それができる環境が整ってきているからです。 解決策は「環境作り」一択 苦

By yuichi tanaka
「お勉強させてください」と言う前に

「お勉強させてください」と言う前に

スタッフになりたいという人が、こんな言葉を口にしたそうです。 「お勉強させてください」 聞いた瞬間、思いました。それ、言う必要ありますか? 相手からどう見えるか、考えていますか? その発言、誰のための言葉ですか ビジネスの場では、自分の言葉が相手にどんな影響を与えるかを常に考えなければいけない。これはマナーとか礼儀の話じゃなく、純粋に「チームとして結果を出せるか」という話です。 「できるかどうかわかりません」という言葉すら出てこないなら、せめて「精一杯頑張らせていただきます」と言えばいい。前者は相手の不安を増やし、後者は相手の背中を押します。 プロデューサーとコンテンツホルダーの会話 コンテンツホルダーから「何のために頑張ってるの?」と聞かれたとします。 心の中で「見栄のため」「モテるため」と思っていてもいい。それは人間として自然なことです。 でも、チームとしての最善の発言は「あなたを勝たせるためにやっています」です。「私はあなたを勝たせることしか考えていません」と言えるかどうか。 最近めちゃくちゃ忙しいと聞かれた時、プロデューサーが「他の案件でこの人とあの人

By yuichi tanaka